
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)とは? ―“まだまだ元気。でもちょっと安心がほしい”シニアのための住まい
更新日: 2025年07月09日
サ高住ってどんなところ?
- ひと言で
バリアフリー設計の賃貸住宅に、安否確認と生活相談のサービスが標準で付いた住まいです。
- 国(国土交通省・厚生労働省)が定めた基準を満たし、自治体に登録された物件だけが「サ高住」と呼ばれます。
- 介護付き有料老人ホームとは違い、自立〜要介護度が低い方が“自宅の延長”として暮らすイメージです。
主な特徴
ポイント | 内容 |
---|---|
バリアフリー構造 | 廊下・浴室・トイレに手すり、段差解消など安全に配慮 |
安否確認 | 毎日1回以上、スタッフが声掛けやセンサーで確認 |
生活相談 | 専門スタッフが健康・介護・暮らしの悩みを受付 |
自由度の高い契約形態 | 多くが普通賃貸借契約。更新・退去のルールも明瞭 |
介護サービスは外部と連携 | 必要に応じて訪問介護やデイサービスを個別契約 |
メリットと注意点
メリット | 注意点 |
---|---|
一人暮らしでも毎日の安否確認で安心 | 24時間常駐の介護職員は原則いない |
自分の家具を持ち込み**“自宅感覚”で住める** | 要介護度が上がると住み替えが必要な場合も |
賃貸契約なので初期費用が比較的低い | 敷金・保証金のほか、サービス費が月額で発生 |
夫婦・ペット可の物件もありライフスタイルを選びやすい | 物件ごとに提供サービスや費用が大きく異なる |
住まい選びのチェックポイント
- 医療・介護連携
- 近隣の病院・訪問看護事業所との協定があるか
- スタッフの対応時間
- 夜間の緊急呼び出し体制や駆けつけ手順を確認
- 生活シーンの自由度
- 外出・外泊、ペット、来客のルールが自分に合うか
- 将来プラン
- 要介護度が上がったときの住み替えサポートやグループ施設の有無
まとめ
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は、**「まだ元気だけど一人暮らしは少し不安」**というシニアにとって、自立した生活と安心サービスを両立できる住まいです。
- 安否確認・相談サービスが標準
- バリアフリー賃貸だから自由度が高い
- 費用・サービス内容は物件ごとに大きく違う
資料請求や見学で実際の雰囲気を確かめ、ご自身のライフスタイルに合った住まいを選びましょう。

編集者プロフィール

身元保証のけんさく編集部
月間数十件の身元保証・高齢者支援相談で培った実務知識を持つ専門編集者。
法律・介護・費用相場まで横断的に精通し、読者の「もしも」への備えをわかりやすく発信します。